Canon  FTQL
スペックはこちらです。キヤノンカメラミュ−ジアムです。

http://www.canon.co.jp/Camera-muse/camera/f_camera.html
                            
                   

凶器として使える金属ボディ

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
「たすけてくれ−」
夜中の突然の叫び声、何事かと思いそのアパ−トに行ってみると、開かれたドアの向こうに誰かが倒れている。
散らかった部屋の真中に後頭部を打たれたと見られる死体が転がっている。
名探偵コナンは殺人と断定。ところが部屋を見渡すと凶器とみられるものが何もない。
被害者はフリ−のカメラマン。
しばらくしてコナンははっと気が付いた。机の上のカメラである。こいつが凶器だと。
そのカメラはいまどき珍しい金属ボディのカメラであった。そして前面にはキヤノンのFTと掘り込んであった。
監察の結果、カメラより血液反応が検出。被害者の血液と一致した。
拭き取られたと見られる指紋は、犯人があせっていたのか、わずかな拭き残りより、元恋人のOLと断定した。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

改めてこのカメラをいじっていたら、ついこんな事を考えてしまった。これは凶器として使えるということである。
つまりかなり重くて金属の塊っていう感じである。こいつで後頭部をがつんとやったらまちがいなくただでは済むまい。この金属の質感は最新のEOS−1vでもかなわないだろう。そうそう、EOSのKissなんかでは凶器にもならないだろう。

絞り込み測光で部分測光。レンズはFDより一つ前のFLである。もちろんFDも使える。開放測光は出来ないが。
このカメラにはQL方式といって、当時のキヤノンお得意のオ−トロ−ディングがついている。これは使ってみると意外と便利である。急いでいる時などはありがたさを感じる。 

あとはまぁ今の時代となってはとりたてて珍しいカメラでもない。キャノンの旧F−1が発売されるまでの主力機という印象である。ミラ−アップが簡単に出来る事などは300mm以上の長玉を使う時には便利かなとも思う。


みのかんのFTQL

値段は昭和41年発売、標準1.4付きでなんと54,800円。
僕が小学校2年生くらいである。2〜3ヶ月分の月給でなければ買えなかったのではと推測する。高級機である。

これを7年前くらいに標準1.8付で7000円で購入した。
買ったときは嬉しくてモノクロ2本、カラ−ネガ3本くらい撮った覚えがある。しかし、それ以来一度も使っていないのだから恐れ入る。
次から次へと中古カメラを買っていた絶好調の時である。たまには使ってやらなければと思うが、旅行には重すぎるし、せいぜい近所のお散歩写真用かなと考えてしまう。

気をつけなければならないのは、女房の機嫌の悪い時にはそばに置かない事である。夫婦喧嘩の時の凶器に使われたらこれは大変な事になる。
まぁそれはそれで、、、、、、、カメラで死ねたら本望ではあるが(笑)。

INDEXに戻る